気に入った風景を写真に撮って、その絵を元にiPadで絵を描く。
私の場合、これが最も手軽に絵が描ける方法かなと思って描いています。
写真の撮影はコンデジかiPhoneです。下書きにあまり時間をかけたくないのと色を早く塗りたいほうなので、写真をなぞるだけで下書きができるように、なるべく写真がそのまま使える構図で撮るようにしていますが、実際に目で見た風景のイメージと写真にした時のイメージは結構違うので、その時は大きさや配置を変えて絵にしています。実際は、写真をなぞった絵となぞらずに描いた場合ではなぞらずに描いたほうが味があって良いです。私の絵はぬり絵に近い感じです。
絵はデジタルなのでUndoで何度でもやり直すことができます。色の調整やタッチなど、毎回、絵を描く時はすべてトライ&エラーの連続なので、Undoがなければ私にとって絵を描くことが成立しないでしょう。
また、レイヤーも心強いです。実際の水彩では濃い色を塗った後で薄い色を敷くことはできませんが、デジタルなら下層のレイヤーに薄い色を塗ればOKです。
私にとってデジタルはデッサン力のなさをカバーしてくれ、色のミスやタッチのミスをカバーしてくれる心強い味方です。テクニックが身につかないような気もしますが、構図の取り方や構成、色の使い方、タッチ、強調と省略など、デジタルであっても実際に絵を描くときに必要な要素は勉強になります。
私にとっては、時を忘れて没頭できればそれで良いので、テクニックにはあまり拘っていません。絵を描くことは自由なことだと思っています。